1990年からスティングのバンドに参加し、映画『レオン』でも使用された名曲「シェイプ・オブ・マイ・ハート」をスティングと共作するなど右腕として活躍しているギタリスト＝ドミニク・ミラーが、ドイツに拠点を置く名門ジャズ・レーベルであるECMへ移籍し、新作『サイレント・ライト』をリリースした。
Photo by Steven Haberland/ECM Records
アメリカ人の父、アイルランド人の母の下、アルゼンチンに生まれ、10歳からアメリカに移住、アメリカとイギリスでギターを学び、現在はフランスを拠点にしながら、スティングだけでなく、ポール・サイモンやチーフタンズといった有名アーティストのライヴやレコーディングに参加するなど、その幅広い音楽性は音楽界でも稀有な存在でスティングは彼を「色彩感豊かな音の建築家」と称賛している。
そんな彼が、今回移籍したECMレーベルはキース・ジャレットやチック・コリアといった大御所アーティストたちが名作を残してきた名門のジャズ・レーベル。この度リリースされたドミニク・ミラーの新作は、このECMの歴史の中で特にオリジナリティの高い2人のギタリスト＝パット・メセニーとエグベルト・ジスモンチへのオマージュで、“静寂の次に美しい音”をスローガンに掲げる同レーベルの美学を継承した作品に仕上がっている。
ドミニク・ミラー『サイレント・ライト』
2017年4月12日（水）UCCE-1168 ￥2,700(tax in)
＜収録曲＞
1: ホワット・ユー・ディドゥント・セイ (What You Didn’t Say)
2: アーバン・ワルツ (Urban Waltz)
3: ウォーター (Water)
4: バーデン (Baden)
5: アン・パッサン (En Passant)
6: エンジェル (Angel)
7: カオス・セオリー (Chaos Theory)
8: フィールズ・オブ・ゴールド (Fields Of Gold)
9: ティザーヌ (Tisane)
10: ヴァリウム (Valium)
11: ル・ポン (Le Pont)
（ユニバーサル ミュージック）
