Steven Tyler(スティーヴン・タイラー) キャリア最大の危機を乗り越え新曲発表

Steven Tyler (スティーヴン・タイラー)、たび重なる病、離婚、母との死別、そしてバンドメンバーとの確執など、キャリア最大の危機を乗り越え、新曲をリリース!

全世界1億5000万枚という驚異的なセールスを誇り、映画「アルマゲドン」の主題歌「ミス・ア・シング」の特大ヒットで90年代末に世界中を感動させたアメリカが誇るロック・バンド=エアロスミスのヴォーカル、スティーヴン・タイラー。現在は、全米で高視聴率を誇る人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」の審査員を務めるなど今やお茶の間でも大人気。そんな“最も成功したロック・アーティスト”のイメージが強いスティーヴンだが、米音楽誌「ローリング・ストーン」やそれに先立って全米で発売された初となる自伝本で数々の衝撃の事実を明かしている。ここ10年は、C型肝炎に始まり、喉の手術、二度とステージに立てなくなる可能性もあった足の病、そして薬物依存などを患い、また17年連れ添った妻との離婚や最愛の母との死別なども重なり、心身ともにボロボロの状態で過ごしていたことを激白。スティーヴンの子供が「父は死んでしまう」とある時期は確信したほどの深刻な状態だったようだ。さらには、エアロスミスの他のメンバーから「このままの状態なら、ヴォーカルをレニー・クラヴィッツかポール・ロジャースに変えるからな」と通達されたことなど、他のメンバーと最悪の状態まで発展していたことまで赤裸々に語っている。

誰もが認める世界最高峰バンドのまさかのフロントマンのクビ、解散が危ぶまれる中、スティーヴン自身も他のメンバーに嫌気がさしていたことから、2008年にはレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジに誘われて、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジェイソン・ボーナムらとスタジオに入っていたこともあったとか。あくまで新バンドとして、ライヴを何本かと、新曲のレコーディングの計画まで浮上していた。当初はこの話に前向きだったスティーヴンだが「(エアロスミスの)メンバーに悪い」と思い直し、しばらくしてジミー・ペイジに断りを入れ、この話は無くなったとのこと。何が起ころうとも、やはりスティーヴンの“エアロスミス”に対する熱い想いが感じられるエピソードだ。

そんな長い悪夢からようやく抜け出し、フレッシュな気持ちで現在エアロスミスのニュー・アルバムの制作にも取り掛かっていることも明かしており、既に何曲かは形になっているとのこと。また、スティーヴンが俳優のジョニー・デップと一緒に曲作りをしているニュースも話題となっている。今年のスティーヴン、そしてエアロスミスの10年ぶりのオリジナル・アルバムは相当な力作になりそうで、ファンには待ち切れない1年となりそうだ。

今回リリースされる新曲「フィールズ・ソー・グッド」は想像を絶する幾多の困難を乗り越えてきたスティーヴンの軽やかで圧巻のパワーを感じられる超ポップなロック・ナンバー。タイトル通りの絶好調を感じさせるラストの超高音シャウトなど必聴!

スティーヴン・タイラー 「フィールズ・ソー・グッド」

(2011年5月25日 配信限定発売)

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