80年代にドッケンのギタリストとして一躍ギターヒーローの仲間入りを果たしたジョージ・リンチ率いるリンチ・モブの最新アルバムが2015年8月5日(水)にワードレコーズよりリリース。ドッケン時代からの盟友ジェフ・ピルソン(ベース)にオニ・ローガン(ヴォーカル)、さらに元ホワイトスネイクのブライアン・ティッシー(ドラムス)と最強布陣による6年ぶりフルアルバムに期待が高まる。
80年代にドッケンのメンバーとして数々の名演を残し、今なおギター・ヒーローとして根強い人気を誇るジョージ・リンチ。近年は様々なプロジェクトで活動している彼にとってホーム呼べる リンチ・モブが、オリジナルのフル・アルバムとしては約6年ぶりとなるアルバム『レベル』を完成させた。オニ・ローガン(ヴォーカル)、ジェフ・ピルソン(ベース)、ブライアン・ティッシー(ドラムス)という新布陣でレコーディングされたこの作品は、ジョージの活きのいいギター・プレイを満載したファン必聴のアルバムである。
リンチ・モブの歴史は1989年にドッケンが解散後、ジョージがドッケンのメンバーだったミック・ブラウン(ドラムス)と共に新バンド結成へと動き出したことで始まる。オーディションでオニら を獲得したバンドはアルバム『ウィキッド・センセーション』(1990年)でデビューを果たすと、オニに替わってロバート・メイソン(ヴォーカル)を迎えて2ndアルバムの『リンチ・モブ』(1992年) をリリース。しかし、グランジ・ロックの台頭などにより、バンドは解散してしまう。
再結成ドッケンでの活動を経て、1997年からジョージはリンチ・モブを復活させると、いくつかのプロジェクトを合間に挟みつつ、激しいメンバー・チェンジを繰り返しながら、アルバムの制 作とツアーを実施。2008年にはオニを起用し、原点に帰ったような内容のアルバム『スモーク・アンド・ミラーズ』を発表した後、『LOUD PARK 09』へ参加するなど活動を本格化させると、ミ ニ・アルバム『サウンド・マウンテン・セッションズ』(2012年)、アコースティック・アルバムの『アンプラグド:ライヴ・フロム・シュガーヒル・スタジオス』(2013年)をリリース。そして、新曲7曲 にリマスターされた既発曲4曲を加えたアルバム『サン・レッド・サン』(2014年)に続いて制作したのがこの『レベル』である。
アルバムは全曲ジョージが作曲(2曲に『サン・レッド・サン』でキーボーディストとして参加していたドニー・ディックマンが共作)、オニが作詞を行なっており、彼らのルーツである70年代の ハード・ロックをベースにしつつ、現代的な音の厚みやグルーヴを取り入れたような楽曲が並んでいる。原点に帰った『スモーク・アンド・ミラーズ』をさらに進化させたような楽曲はどれも パワフルで、ジョージの活きのいいギターも耳を惹く。
ストライパーのマイケル・スウィートとのスウィート&リンチ、キングスXのダグ・ピニックとKORNのレイ・ルジアーによるKXMといったプロジェクトが高い評価を獲得し、ノリに乗っているジョージだが、彼のメインのバンドであるこのリンチ・モブの『レベル』はそんなジョージのミュージシャンとしての充実ぶりを表現したアルバムだと言える。
LYNCH MOB / REBEL
GQCS-90014 / ¥2,600(税抜)2015年8月5日(水)発売
日本先行発売/日本盤限定ボーナストラック追加収録/歌詞対訳付/日本語解説付
【収録予定曲】
1. オートマティック・フィックス
2. ビトウィーン・ザ・トゥルース・アンド・ア・ライ
3. テスティファイ
4. サンクチュアリー
5. パインツリー・アヴェニュー
6. ジェリー・ロール
7. ダーティ・マネー
8. ザ・ホロー・クイーン
9. ザ・レッジ
10. キングダム・オブ・スレイヴズ
11. ウォー
12. リヴ・イット・アップ
*日本盤限定ボーナストラック
【メンバー】
ジョージ・リンチ (ギター)
オニ・ローガン (ヴォーカル)
ジェフ・ピルソン (ベース)
ブライアン・ティッシー (ドラムス)
(ワードレコーズ)