Luca Princiotta (ルカ・プリンシオッタ) コラム issue #2 Burning Thirst

自身のバンドであるLuca Princiotta BandやイタリアのCLAIRVOYANTSで活躍するとともにドイツのメタル女王Doro Pesch率いるDOROのギタリスト兼キーボーディストとしても広く活動をしているルカ・プリンシオッタ。今回のコラムではLUCA PRINCIOTTA BANDのアルバム『VIS VIVA』のオープニング曲である”Burning Thirst”の中で使用されているクールなリフやフレーズをルカが伝授してくれる。


MUSE ON MUSEを見ている皆さん、こんにちは!
今回のレッスンからは自分のソロ・アルバム『Vis Viva』で使っているリフやフレーズを解説していきます。
今回は”Burning Thirst”という曲から2つのリフと2つのフレーズを説明しよう。まず、ギターのチューニングはドロップD(D-A-D-G-B-E)、曲のキーはD。

動画1:最初のリフはサザンロック風のサウンドのリフだ。シャッフルのリズムで弾きながらロック/ブルース系の音楽独特の「ダーティ」な音が出るようにコードをかき鳴らしてみよう。流れるようなグルーヴを保つように心がけてほしい。
2つ目のリフはもう少しテクニカルなリフだ。ドロップDにチューニングされた6弦を弾いている。前半は手のひらでミュートしながら「ズクズク」という感じの音を出し、後半はそのミュートを解くような奏法だ。このリフは、ともかくタイトなリズムでプレイしないといけない。タイミング等を上達させるためにはメトロノームを使って練習しよう。

動画2:この動画では短いフレーズを2つ紹介している。
最初のフレーズはDマイナー・ペンタトニックのブルース・スケール・フレーズだ。オルタネイト・ピッキングとレガートのコンビネーションに注目してほしい。このフレーズの上達をスピードアップするには重要なポイントとなる。
2つ目のフレーズはD7のアルペジオで、レガート/ストリングスキッピング/タッピングといったテクニックを使っている。このフレーズで重要なのはピッキングをしていない音は左手でしっかりとタッピングをすること。

どのリフやフレーズでも、まずはテンポをゆっくりにして練習すること。ゆっくりと練習してポジショニングやフィンガリング、テクニック的に慣れて自信をつけてからテンポを徐々に上げていこう。
今回はここまで!次回はソロ・アルバムからの2曲目で使っているリフやフレーズを紹介しよう。
是非またチェックしてくれ!
Ciao!

ルカ
www.lucaprinciotta.com

 
Translation by Louis Sesto (EAGLETAIL MUSIC)