NICKELBACK (ニッケルバック)念願の武道館公演がついに実現!

12月3日(月)、カナダ出身のロック・バンド、ニッケルバックが武道館公演を行った。2009年11月に新木場スタジオコーストにて初の単独公演を行い、翌年にはサマーソニックで来日を果たした世界最大のロック・バンド、ニッケルバック。彼らが切望した日本武道館公演がついに幕を開けた。

ハード・ロック系の楽曲がBGMで鳴り響く中、PANTERAの”Walk”で会場が暗転。一気にBGMのボリュームがあがると、彼らの最新アルバム『Here And Now』から1曲目を飾る”This Means War”でスタートすると、会場は一気に爆発したかのような熱気に包まれた。
全身黒の衣装で見に包んだ4人は、続けて前作『Dark Horse』のオープニング曲”Somethign In Your Mouth”で畳み掛ける。
フロントマンのチャド・クルーガーは「アリガトー!ブドーカン!!」と叫ぶとそれに観客も大声援で応え、「続いては酒にまつわる曲だ」とビールを飲む仕草をはさんで”Bottoms Up”を披露。するとメンバーはギターを持ち替え、サポートギタリストを向かい入れてバラード曲”Photograph”、”Far Away”を2曲続けてプレイ。世界中の音楽ファンを虜にするチャドの甘い声に会場からは黄色い声援も多く飛んだ。ワールド・ツアー同様に、背後にそびえ立った大きな3つのモニターには観客の姿が映し出されるという演出も。

「ブドーカン、盛り上がっているか!?」と観客を煽ると、”Too Bad”、”Animals”とヘヴィな楽曲に会場はヒートアップ!途中、スタッフがステージに勢ぞろいし、メンバーが演奏する中「Tシャツ」を観客に投げ込むサービスも行われた。
このプレゼント・タイムが終わるとピアノがステージに運ばれ、ギターのライアンによる演奏で『Here And Now』からのシングル”Lullaby”を披露。ピアノの音色とチャドのその歌声で会場に詰めかけた観客はうっとりと聴き入った。

この後も新旧織り交ぜたセットリストに、途中ドラムソロを交えるなど、観客を飽きさせることなくステージは進行。途中MCでは何度も「アリガトウ」と日本語と叫んだチャドは、「チープ・トリックやディープ・パープルが「LIVE AT BUDOKAN」をリリースしてきた。その舞台に今立てていることが信じられない。今日は来てくれて本当にありがとう。」と感慨深げに感謝を述べた。

そして、9.11のあとにラジオを中心に大ヒット、全米シングルチャートで4週連続1位を獲得した”How You Remind Me”が披露されると本編は終了。大きく「アリガトー」と言いメンバーがステージをあとにすると、すぐに会場から大きなアンコールが。この声に応えて再びステージに登場すると、日本でも大ヒットを記録した”Gotta Be Somebody”、そしてバンクーバー五輪の閉会式でも披露された”Burn It To The Ground”をプレイ!
サビでは武道館全体が大合唱、この日一番の盛り上がりをみせた。
演奏が終わると、最後は4人で肩を組んで深々とおじぎをし、この日の武道館公演は幕を閉じた。

最新アルバム『Here And Now / ヒア・アンド・ナウ』
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その他、『Dark Horse』など過去アルバム作品全6タイトルが
1,800円(税込)で発売中!!
http://wmg.jp/artist/nickelback/

(ワーナーミュージック・ジャパン)