Gary Hoey
近々ブルースアルバムをリリースする予定であるゲイリー・ホ-イ。
第3回目となる今回はブルース系のシャッフル・リズムをEのキーで弾く練習方法について解説!
やぁ!みんな元気かい?またMUSE ON MUSEでレッスンを紹介できて嬉しいよ!今回のレッスンではブルース系のシャッフル・リズムをEのキーで弾く練習だ!今、ちょうど初めてのブルース・アルバム『Deja Blues』のレコーディングを終えようとしているところなんだ。だから、ブルースの話をするにはグッド・タイミングなのさ。ブルースというのは現代ロック音楽の基礎となるもので、世界で活躍する数多くのトップ・ギタリストたちに影響を与えた音楽だ。チューニングはA-440。今回はいつもの半音下げではない。優れたリズム・ギタリストになることはとても重要なことなんだ。実際に演奏する時はリードよりもリズム・ギターを演奏する時間の方がはるかに長い訳だからね。リズム・ギターがしっかりしていれば、仕事ももっと入るはずさ。一緒に演奏している相手がキッチリとリズム・キープできないと楽しくないからね。必ず上手いリズム・ギタリストを目指すことだ!
Example #1:Eでのベーシックなブルース・シャッフルだ。必ずしっかりとミュートをして、足でリズムを取りながらキッチリとリズム・キープをすること。体内メトロノームやグルーヴ感を鍛えるのに重要だ。多くのギタリストは演奏しながら足でリズムを取らないけど、この癖はつけておいて損はないはずだ。このリズムを3分〜5分間、ミスしないで弾けるまで続けてみよう。できるようになったら今度は自分の演奏を録音して、その録音した音源に合わせてリードを弾いてみよう。各コードで鳴らす弦は2本まで。それ以上、他の弦も鳴らすとゴチャゴチャしすぎるから注意するように。さあ、頑張ってね!
Example #2:これは#1の応用編だ。さっきのフレーズに音譜をひとつ足して、もう少し動きを与えてみたものだ。なるべくブリッジ側のピックアップの近くで弦をオープン状態で鳴らすことを心がけてほしい。レイ・ヴォーンのようなテキサス系ブルース・サウンドだ。今度はミュートをして音の違いを確かめてみよう。Bのコードを押さえるのがちょっと難しいかもしれないので、映像で僕が弾いているように押さえ方を変えると簡単になるはずだ。でも、練習になるから、難しい方も必ず練習するようにね。
Example #3:これも#1の応用だ。マイナー3度、メジャー3度の動きをベースノートに足すことで更に動きをつけているバージョンだ。機関車が迫り来るようなテキサス・サウンドといったところだね。これもブリッジ側のピックアップの近くで弦をオープン状態で弾くように。
Example #4:これはファースト・ポジションで開放弦を使ったEのキーでのブルース・スケールだ。このレッスンで使ったリズム・フレーズに合うはずだ。1弦(E)と2弦(B)が3フレットを押さえていて、それ以外の弦が2フレット、最後に6弦(E)が3フレットを押さえていることを確認してほしい。リズム・フレーズを弾きながらこのスケールを使って短いリード・フレーズを入れてみよう。
頑張ってブルースのグルーヴを身につけてくれ!
それでは、またMUSE ON MUSEで日本の皆さんにお会いできるのを楽しみにしているよ!
Peace,
Gary Hoey
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Translation by Louis Sesto (EAGLETAIL MUSIC)