シンガー・ソングライター、詩人、小説家として活躍する重鎮レナード・コーエンが8年振りの新アルバム『オールド・アイディア』を来年2月22日に発売することが決定した。
レナード・コーエンといえば、グラミー生涯功労賞、ロックの殿堂入り、カナダ勲章の最高位であるコンパニオン認定、に加えて今年6月にアストゥリアス皇太子賞の文学部門を受賞。アストゥリアス皇太子賞は科学、文化、社会の分野で国際的に活躍している世界中の個人や団体が受賞対象のスペインの最高賞である。彼は不変の価値を持つ詞や音楽などで、三世代にも渡って世界中の人々に影響を与え続けているのだ。
そんな彼は来年2月22日に8年振りの新作『オールド・アイディア』を発売する。その中から、1曲「ショウ・ミー・ザ・プレイス」がオフィシャルサイトで試聴可能になっている。http://www.leonardcohen.com/
レナード・コーエンにしか出せない神々しくさえある低音ボイスに更に磨きがかかり(一般的な成人男性の最低音より1オクターブ以上低い音域で歌っているので、試しに真似してみると全く歌えないはずである)、新たな名曲と言えるだろう。こちらの楽曲の試聴URLに対して、現段階で3100人以上がFacebookで「いいね!」を押していて、1200人以上がTwitterでこの楽曲についてつぶやいている。77歳のレナード・コーエンの楽曲が、こうしてソーシャル・ストリームで話題になっているのは、何者にも替えがたいその普遍的な高い芸術性によるものだろう。
レナード・コーエンは『オールド・アイディア』のツアーに対して前向きなようで、初の来日公演に期待したい。2008~2009年に実施したワールド・ツアーでは70万人を動員しているので、もし実現したら大きなムーブメントになりそうだ。ぜひとも歌詞対訳とじっくり一緒に楽しみたいレナード・コーエンの新作だが、日本盤は来年2月22日に発売となる。
【リリース情報】
2012年2月22日発売
OLD IDEAS / LEONARD COHEN
オールド・アイディア / レナード・コーエン
¥2,520(税込) 歌詞対訳付
<リンク>
http://www.leonardcohen.com/
【バイオグラィー】
1934年9月21日、ケベック州モントリオールに生まれる。1951年、マギル大学に入学し、詩人としてのキャリアを積む。1961年に出版した詩集「The Spice-Box of Earth 」で詩人として知られる様になる。1960年代には主に詩人、小説家として活動。1967年、シンガー・ソングライターとしてのプロ・デビューを目指すためアメリカに拠点を移す。ジュディ・コリンズが歌ったコーエンの曲「スザンヌ」がヒット、注目を集める。1968年に1st『Songs of Leonard Cohen』をリリース。商業的な大ヒットには至らなかったが、シンガー・ソングライターとしてのコーエンの名を広く知らしめた。以後40年以上に渡り、コンスタントにアルバムをリリースし、第一線で活躍を続けている。今までに11枚のオリジナルのアルバム(ライヴ盤を含めると17枚)、12冊の本を発表。カバーされた歌は世代、国境を越えて1300におよぶ。2008年にはロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入りを果たす。また、今年の6月にはスペインでの最高賞であるアストゥリアス皇太子賞(The Prince of Asturias Awards)の文学部門を受賞した。世代、国境、ジャンルを超え、世界中で高い評価を得ているアーティストである。
(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)