フランク・ザッパ率いるマザーズ・オブ・インヴェンションが、1968年7月23日にウェスト・ハリウッドのウィスキー・ア・ゴー・ゴーで行なった伝説的なコンサートの模様を完全収録したライヴ・アルバム『ライヴ・アット・ザ・ウィスキー・ア・ゴーゴー1968』が2024年6月21日に発売される。
このライヴ作品には、ザッパが69年まで率いていた”オリジナル・マザーズ”が68年7月、新作のレコーディングを目的に行なった全3ステージの伝説的なコンサートの模様が求め得る最高音質で完全収録されている。また、結成メンバーであり、グループの中心的存在でもあったレイ・コリンズ(ヴォーカル)を含む顔ぶれでのライヴを総計3時間近くに亘りもれなく堪能できるのは、現時点でこの作品のみ。
ごく一部のテイクは『アンクル・ミート』(69年)、『ミート・ライト』(16年)、『ZAPPA(オリジナル・サウンドトラック)』(21年)等に使用されていたものの、収録トラックの大半は完全未発表の秘蔵音源。ライヴ本編には、クレイグ・パーカー・アダムス(ウィンズロー・コネチカット・スタジオ)がオリジナルのマルチトラック・テープから新たにミキシングし、ジョン・ポリート (オーディオ・メカニクス) がマスタリングを手がけた最新マスターを使用。さらにボーナス・トラックとして、ザッパ本人が公式リリースを念頭に製作していたと考えられる「ザ・ウィップ」と「ハングリー・フリークス、ダディ」の”ヴィンテージ・ミックス”を併録。
英文ブックレットには、ジョー・トラヴァース(ザッパ家のテープ倉庫管理人)によるライナーノーツ、元GTO’sのパメラ・デ・バーの回想録、当日のライヴに出演していたアリス・クーパーとザッパの息子であるアーメット・ザッパの対談、ジョージ・ロドリゲス撮影の秘蔵写真など、貴重な資料の数々を掲載。
日本盤はCD3枚と40ページの英文ブックレット、日本版ブックレットで構成され、大半が未発表音源から成る全32トラックが収録される。
フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション
『ライヴ・アット・ザ・ウィスキー・ア・ゴーゴー1968』
Frank Zappa & The Mothers Of Invasion / Live At The Whisky A Go Go 1968
2024年6月21日発売
品番: UICY-16227/9
価格:5,500円(税込)
<日本盤のみ>
英文ライナーの完訳/歌詞及びMCとその対訳付/SHM-CD仕様
https://store.universal-music.co.jp/product/uicy16227/
<曲目>
ディスク1
1. ウィスキー・インプロヴィゼーション:エピソードI
2. アメリカ・ドリンクス・アンド・ゴーズ・ホーム
3. ヘルプ、アイム・ア・ロック/トランシルヴァニア・ブギ
4. マイ・ボーイフレンズ・バック
5. バスト・ヒズ・ヘッド
6. タイニー・シック・ティアーズ・ジャム
7. “ザ・パーパス・オブ・ディス・イヴニング…”
8. ウィスキー・インプロヴィゼーション:エピソードII
9. ステータス・バック・ベイビー
10. メモリーズ・オブ・エル・モンテ
11. オー、イン・ザ・スカイ
12. ヴァレリー
ディスク2
1. “ファン・アンド・メリメント”
2. ハングリー・フリークス、ダディ
3. キング・コング – パート1
4. キング・コング – パート2
5. オクタンドル
6. ウィスキー・インプロヴィゼーション:エピソードIII
7. ミャオウ
8. ゴッド・ブレス・アメリカ
9. プレゼンテーション・オブ・ウィングス
10. プラスティック・ピープル
11. デラズ・プリアンブル
12. ザ・デューク – テイク1
13. ザ・デューク – テイク2
14. カーキ・サック
ディスク3
1. ザ・ウィップ
2. ウィスキー・シュフレ
3. ブラウン・シューズ・ドント・メイク・イット
4. ブラウン・シューズ・シャッフル
▼ボーナス・ヴィンテージ・ミックス
5. ザ・ウィップ(FZミックス)
6. ハングリー・フリークス、ダディ(FZモノ・ミックス)