カテゴリー: FEATURES

Vol.74 Trevor Rabin / June 2017

Trevor Rabin


Photo by DEBORAH ANDERSON

YESでの「ロックの殿堂(ROCK & ROLL HALL OF FAME)」授賞式で魅せたパフォーマンスの勢いままに行われた4月の日本ツアーでは、YESの歴史的な名曲が揃ったセットリストによるその素晴らしいショーでファンを魅了したYES FEATURING JON ANDERSON, TREVOR RABIN, RICK WAKEMAN。
YESの象徴であるジョン・アンダーソンの歌声とリック・ウェイクマンのキーボード群が創り出す壮大で幻想的な音世界、そしてトレヴァー・ラビンによる美しくもありパワフルなギターサウンドと冴えわたるギタープレイ、歌声が融合したパフォーマンスはライヴを観た人々への大きな感動を与えるとともに大いに新作への期待を抱かせるものであった。
YESの殿堂入り・授賞式でのパフォーマンス、そして今回の日本ツアーについてトレヴァー・ラビンに訊いた。

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Vol.73 HAREM SCAREM / May 2017

HAREM SCAREM

その珠玉のメロディック・ハードロックでファンを虜にしているHarem Scaremが14作目となるスタジオ・アルバム「UNITED」をリリースした。今作でも曲に豊かな表情、色彩を与えるピート・レスペランスの冴え渡るギターワーク、そしてハリー・ヘスの歌声によるキャッチーでありつつも哀愁を帯びたメロディックなハーレム節が全開!まさにファンがハーレムスキャーレムに対して望んでいるHarem Scaremらしさ・・が凝縮された傑作に仕上がっている。
見事な傑作「UNITED」を創り上げたピート、ハリー、そしてアルバムの中ではドラムこそ叩いてはいないが、そのコーラス・ワークで相変わらずの存在感を放っているダレン・スミスに話を訊いた。

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Vol.72 Jon Herington / April 2017

Jon Herington


Photo by Jon Gorr

米国ニューヨークを拠点にプロデューサー/シンガーソングライター/ギタリストとして活躍しているJon Herington (ジョン・ヘリントン)。ここ日本でも1999年以降におけるスティーリー・ダンでのレコーディング、ライヴやボズ・スキャッグス、マデリン・ペルーへのギター参加などで熱心な音楽ファンからの支持を得ている。自身のソロプロジェクトではこれまでに6枚の作品をリリースしており、最新作「Adult Entertainment 」は、ジョンの職人気質でプロフェッショナルに徹したギターワークはもちろん、ロック、カントリー、ジャズといった音楽要素が程よくブレンドされた良質なメロディ、アレンジの楽曲が並んでおり、大人な音楽ファンが楽しめる優れた作品となっている。
音楽的なバックグランド、そして最新作「Adult Entertainment」についてジョンに訊いた。

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Vol.71 Stevie Salas / March 2017

Stevie Salas

B’zの稲葉浩志とスティーヴィー・サラスによるプロジェクト INABA/SALAS は、オリジナル・スタジオ・アルバム「CHUBBY GROOVE」にてそのオリジナリティ溢れる豊かな音楽性を提示するとともに、日本縦断の”CHUBBY GROOVE TOUR 2017″ では多くのファンを熱狂させ、ロックスターとしての凄さをあらためて証明した。今回のプロジェクトによりこれまで以上に多くの国内音楽ファンに知られることとなったスティーヴィーは、1990年にアルバム「スティーヴィー・サラス・カラーコード」でデビュー。ファンク、サイケ、ハードロックが融合したような自由奔放な独自のスタイルで当時のロックファンに衝撃を与えた。自身の活動以外にもミック・ジャガー、ロッド・スチュワートをはじめとした数多くのアーティストのツアー、アルバムに参加、また、米国で人気を誇っていたテレビ番組『アメリカン・アイドル』の優勝者とレコード会社等の間を取り持つ仕事も手掛けたことでアイドル・メーカーとも呼ばれている。
INABA/SALASにおけるアルバム、ツアーに関することから自身が深く携わっているという映画「RUMBLE」に至るまでスティーヴィーに話を訊いた。

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Vol.70 COSMOSQUAD / February 2017

COSMOSQUAD

COSMOSQUADが2007年作品「Acid Test」以来となるオリジナル・スタジオ・アルバムの新作「The Morbid Tango」をリリースした。今回はギターのジェフ・コールマン、ドラムのシェーン・ガラスの二人にEDWIN DAREやChad Smith’s Bombastic Meatbatsでもジェフと共に活動しているケヴィン・チャウンがベースで参加。
アルバムはヘヴィなギターリフとリズム隊が生み出す重厚なグルーヴ上をフラッシーで変幻自在にギターソロが駆け抜けるアグレッシヴな曲から心を揺さぶる美しく研ぎ澄まされたメロディが極上のギタートーンにより紡がれる曲に至るまでがドラマティックに展開されており、聴き手をCOSMOSQUADが創造する壮大な物語の中に誘う素晴らしい作品となっている。この作品に込められたメッセージを紐解く鍵となるCDのアルバムジャケットや内装のイラストにも注目!
ジェフ、シェーン、ケヴィンの3人に傑作「The Morbid Tango」について話を聞くとともに、JEFF&TOMMY名義にて2016年にリリースされた作品「TEEN METAL YEARS」についてもジェフに語って貰った。

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Vol.69 Trevor Rabin / -2- January 2017

Trevor Rabin


2017年4月の日本公演が発表されている元イエスのジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマンによるプロジェクトARW (Anderson, Rabin & Wakeman)。YESの91年ユニオン・ツアー以来26年振りであるジョン、リックとのツアーの状況、そしてファンとしてはとても気になるARWによる新作への動向についてトレヴァー・ラビンに訊いた。

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Vol.68 Keith Scott / -1- January 2017

Keith Scott


ブライアン・アダムスのロック・スピリットをギターで見事に表現し、レコーディング、そしてツアーで支え続けているキース・スコット。いよいよ間近に迫った5年ぶりとなるブライアンの日本公演においてもメロディックでロック・フィーリングに溢れた素晴らしいギターを聴かせてくれるに違いない。キース・スコットに日本公演を間近に控えた心境について訊いた。

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Vol.67 BLINDMAN / December 2016

BLINDMAN

国内屈指の正統派メロディアス・ハード・ロック・バンド BLINDMAN が通算9枚目となるオリジナル・フル・アルバム「TO THE LIGHT」をリリースする。
ボーカリストとドラマーのメンバーチャンジを経て制作された今作では、新ボーカリスト Rayのパワフルかつダイナミクスある豊かな表現を兼ね備えた歌唱力、若手敏腕ドラマーの實成峻による多彩なリズムワークが、中村達也によるメロディックかつセンス溢れる楽曲・ギターワークと見事に融合した珠玉のハードロック作品となっている。
バンドのリーダーである中村達也と期待の若手敏腕ドラマー 實成峻に新作「TO THE LIGHT」について訊いた。

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Vol.66 Kee Marcello / November 2016

Kee Marcello


Photo by Darren Griffiths

元EUROPEのギタリスト Kee Marcello (キー・マルセロ) がメロディックでキャッチーな楽曲からエッジの効いたハードな楽曲までが揃った会心の新作「SCALING UP」をリリースした。
EUROPE在籍時の「Out Of This World」、「Prisoners In Paradise」の2作品においてメロディック、かつセンス溢れるクレバーなギタースタイルでファンを魅了したマルセロが、今作品でもそのスタイルを存分に発揮し、再びファンの期待に応えている。ギタープレイは勿論のことマルセロの優れたロックシンガー、コンポーザーとしての魅力、彼を支えるベース Ken Sandin(ケン・サンディン)、ドラム Darby Todd (ダービー・トッド)のリズム隊とが生す出すライヴ感溢れる力強いバンド・サウンドなど聴きどころは満載。新作「SCALING UP」についてキー・マルセロに訊いた。

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Vol.65 Philip Sayce / October 2016

Philip Sayce


Photo by Pété Photographie

Philip Sayce(フィリップ・セイス)がライヴ作品「Scorched Earth Volume 1」をリリースした。このライヴ作品ではフィリップのパワフルで情熱的な歌声、そして心の赴くまま自由自在にストラトギターより放たれるダイナミクスに溢れたギタープレイ、サウンドが無修正、オーヴァーダビング無しにてそのまま詰め込まれており、正真正銘のリアルなミュージシャン フィリップ・セイスを存分に楽しむことができる。
作品タイトルのVolume 1が示す通り、今後もVolume 2、3といった続編や予定されているそうでファンの楽しみはまだまだ続く。この素晴らしいライヴ作品「Scorched Earth Volume 1」についてフィリップに訊いた。

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