カテゴリー: FEATURES

Vol.81 Carl Verheyen / January 2018

Carl Verheyen

数多くの有名アーティストのアルバムや映画・TVドラマ等のサントラへの参加、そして自身のバンドCarl Verheyen Bandで活躍中のギターの匠 Carl Verheyen (カール・ヴァーヘイエン)。
2016年発表のオリジナル・スタジオ・アルバム「The Grand Design」とそれに伴うツアーでも好リアクション・評価を得たカールは、新たにブルース・アルバム「Essential Blues」をリリース。本作品では、様々なブルース・スタイルがライヴ形式でレコーディングされており、ギターの匠ならではのギターの表現力、トーンはもちろんのこと優しく温かみのあるカールの歌声が秀逸。ギターミュージックの音楽ファンはもちろんのこと、幅広いジャンルの音楽ファンにとっても非常に魅力的な作品となっている。
最新作「Essential Blues」についてカールに訊いた。

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Vol.80 Jennifer Batten / December 2017

Jennifer Batten


Photo by Ali Hasbach

澄み切った素晴らしい歌声を持つシンガー Marc Scherer(マーク・シェラー)とジェフ・ベックやマイケル・ジャクソンといったビッグ・アーティストとの共演で知られている女性スーパー・ギタリスト Jennifer Batten(ジェニファー・バトゥン)によるプロジェクト SCHERER/BATTEN がアルバム「BATTLEZONE」をリリース。アルバムのプロデュース及びソングライティングを手掛けているのは、映画ロッキーのテーマで有名な”Eye of The Tiger”や”Burning Heart”などをはじめ数々の名曲をSURVIVORで世に送り出してきたJim Peterik(ジム・ピートリック)。
アルバムは清涼感のあるキャッチーでメロディックなロック曲にマーク・シェラーの爽やかな歌声、そしてジェニファー・バトゥンのメロディックなフレーズを中心としつつもここぞという絶妙なタイミングではフラッシーな技をも解き放つ、華麗なギタープレイが冴えわたる素晴らしい作品となっている。
アルバムに関することから近年の音楽シーン、マイケル・ジャクソンやジェフ・ベックとの共演時の話などジェニファーに訊いた。

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Vol.79 Tony MacAlpine / November 2017

Tony MacAlpine


Photo by Michael Mesker

病との闘いを制して見事に復活し、世界中のファンを安堵、喜ばせたトニー・マカパインが待望の7曲入り新作「Death of Roses」をリリースした。この作品では、一切の妥協を許さないその一音までが選び抜かれて構成された知的で美しい旋律にアグレッシヴ、ヘヴィさが融合されたドラマティックな楽曲が並んでおり、トニーのコンポーザー、ギタリストとしての才能、ミュージシャンとして高次元にある総合力が遺憾なく発揮されている。至高の完全復活作品「Death of Roses」についてトニーに訊いた。

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Vol.78 Simon Phillips / October 2017

Simon Phillips

スーパー・ドラマー、サイモン・フィリップスがProtocolプロジェクト4作目となるアルバム「PROTOCOL IV」をリリース。今回はバンドのメンバーとして、その超絶技巧かつセンス溢れるギタープレイにてハード・ロック、フュージョンの音楽ファンから支持されているグレッグ・ハウ、そしてサンダーキャットやロナルド・ブルーナー・ジュニアのバンド・メンバーでもある注目の若手キーボーディスト、デニス・ハムが参加。
新メンバーであるグレッグ・ハウのギターによる美しい美旋律、それに続くデニス・ハムの印象的なキーボード旋律を挨拶代わりに幕を開けるニュー・アルバム「PROTOCOL IV」。その音楽性はよりディープに深化し、従来からのファンはもちろん、よりコアな音楽ファンに対してもアプローチする魅力的な作品となっている。
今回はBLINDMANや国内アーティストのライブ・サポート、レコーディング、セッション等で活躍している注目の若手敏腕ドラマーである實成峻氏によるサイモンへのインタビュー。ニュー・アルバム「PROTOCOL IV」について訊いた。

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Vol.77 KEE OF HEARTS / September 2017

KEE OF HEARTS

元EUROPEのギタリストであり、2016年に会心のソロ・アルバム「SCALING UP」で健在ぶりを示したKee Marcello(キー・マルセロ)と日本でも人気を誇るFAIR WARNINGのシンガー Tommy Heart(トミー・ハート)によるプロジェクト KEE OF HEARTS が遂にデビューアルバムをリリース。デビュー作「KEE OF HEARTS」は収録曲の全てがプロデュサーであるAlessandro Del Vecchioを中心とした外部ライターの作曲によるものであるが、強烈なオリジナリティを誇るキーとトミーは、それら楽曲をエモーショナルかつクレバーでセンス溢れるキーのギター、パワフルで艶のあるトミーの歌唱により見事にKEE OF HERTS流に昇華。彼らのファンはもちろん、広くハード・ロックのファンを魅了するであろう聴きごたえある優れた作品となっている。キー・マルセロ、トミー・ハートにデビューアルバム「KEE OF HEARTS」について訊いた。

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Vol.76 Vivian Campbell / August 2017

Vivian Campbell

ヘヴィ・メタル、ハードロック界の伝説であるDIO、WHITESNAKEにおいてギター・ヒーローとしての輝かしいキャリアを培い、そして現在は世界的な人気バンド Def Leppardのメンバーであるギタリスト、ヴィヴィアン・キャンベルが参加しているRiverdogsが6年ぶり4作目のスタジオ・アルバム「California」をリリースした。
洗練されたハードロックとブルースのスタイルが絶妙に融合したRiverdogsのデビュー作品「Riverdogs」は名盤として今でもファンに根強く支持されている。当時のレコーディングメンバーが再び集った今作「California」もヴィヴィアンによるエモーショナルかつドライヴィングなギターとロブ・ラモスのソウルフルな歌声によるフックの効いた良質な楽曲揃いの充実したロック・アルバムとなっている。
最新作「California」のことや今後のプランについてヴィヴィアンに訊いた。

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Vol.75 Quinn Sullivan / July 2017

Quinn Sullivan

ブルースの大御所バディ・ガイにその才能を認められた18歳のブルース・ギタリスト、ミュージシャンであるQuinn Sullivan (クイン・サリヴァン)。幼少の頃よりギターを始めており6歳の時には米国のTV番組「The Ellen DeGeneres Show」への出演で注目を浴びている。それ以降もこれまでにバディ・ガイ、エリック・クラプトン、ロス・ロボス、ザ・ルーツ、デレク・トラックス&スーザン・テデスキ、ジョー・ボナマッサなどのトップミュージシャンとステージで共演するなど着実に音楽のキャリアを積み上げてきている若手注目株である。
そんなクインによる自身の通算3作目のアルバムとなる作品が「MIDNIGHT HIGHWAY」。バディ・ガイのアルバムを手掛けたグラミー賞受賞プロデューサー、トム・ハムブリッジを迎えて制作された今作は、ギタリストとしてのクインの実力は勿論のこと、シンガー、ソングライターとしてミュージシャンの総合力も発揮された良曲揃いの素晴らしい作品となっている。
作品「MIDNIGHT HIGHWAY」についてクインに訊いた。

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Vol.74 Trevor Rabin / June 2017

Trevor Rabin


Photo by DEBORAH ANDERSON

YESでの「ロックの殿堂(ROCK & ROLL HALL OF FAME)」授賞式で魅せたパフォーマンスの勢いままに行われた4月の日本ツアーでは、YESの歴史的な名曲が揃ったセットリストによるその素晴らしいショーでファンを魅了したYES FEATURING JON ANDERSON, TREVOR RABIN, RICK WAKEMAN。
YESの象徴であるジョン・アンダーソンの歌声とリック・ウェイクマンのキーボード群が創り出す壮大で幻想的な音世界、そしてトレヴァー・ラビンによる美しくもありパワフルなギターサウンドと冴えわたるギタープレイ、歌声が融合したパフォーマンスはライヴを観た人々への大きな感動を与えるとともに大いに新作への期待を抱かせるものであった。
YESの殿堂入り・授賞式でのパフォーマンス、そして今回の日本ツアーについてトレヴァー・ラビンに訊いた。

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Vol.73 HAREM SCAREM / May 2017

HAREM SCAREM

その珠玉のメロディック・ハードロックでファンを虜にしているHarem Scaremが14作目となるスタジオ・アルバム「UNITED」をリリースした。今作でも曲に豊かな表情、色彩を与えるピート・レスペランスの冴え渡るギターワーク、そしてハリー・ヘスの歌声によるキャッチーでありつつも哀愁を帯びたメロディックなハーレム節が全開!まさにファンがハーレムスキャーレムに対して望んでいるHarem Scaremらしさ・・が凝縮された傑作に仕上がっている。
見事な傑作「UNITED」を創り上げたピート、ハリー、そしてアルバムの中ではドラムこそ叩いてはいないが、そのコーラス・ワークで相変わらずの存在感を放っているダレン・スミスに話を訊いた。

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Vol.72 Jon Herington / April 2017

Jon Herington


Photo by Jon Gorr

米国ニューヨークを拠点にプロデューサー/シンガーソングライター/ギタリストとして活躍しているJon Herington (ジョン・ヘリントン)。ここ日本でも1999年以降におけるスティーリー・ダンでのレコーディング、ライヴやボズ・スキャッグス、マデリン・ペルーへのギター参加などで熱心な音楽ファンからの支持を得ている。自身のソロプロジェクトではこれまでに6枚の作品をリリースしており、最新作「Adult Entertainment 」は、ジョンの職人気質でプロフェッショナルに徹したギターワークはもちろん、ロック、カントリー、ジャズといった音楽要素が程よくブレンドされた良質なメロディ、アレンジの楽曲が並んでおり、大人な音楽ファンが楽しめる優れた作品となっている。
音楽的なバックグランド、そして最新作「Adult Entertainment」についてジョンに訊いた。

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