カテゴリー: FEATURES

Vol.51 Sonny Landreth / August 2015

Sonny Landreth


Photo by Robley Dupleix

スライドバーを駆使した繊細で絶妙な表現力、かつダイナミックなパワーも感じさせるギタープレイでオリジナリティ溢れる音楽を聴かせてくれるサニー・ランドレス。
サニーはトレードマークであるそのスライド奏法のみでなく、ボーカルやソングライティングといった面でも優れた才能を持ちあわせており、そのアーティストとしての総合力がクオリティの高い音楽作品を創り続ける源となっている。
新作「Bound By The Blues」はサニーが影響を受けてきたブルース曲のカヴァーとそれらブルースへの敬意が表された珠玉のオリジナル曲で構成された作品となっている。
新作「Bound By The Blues」についてサニーに訊いた。

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Vol.50 Steve Gadd / July 2015

Steve Gadd


Photo by Rob Shanahan

ポール・サイモン、エリック・クラプトン、ピーター・ガブリエル、スティーヴィー・ワンダー、チック・コリア・・・、全てをここに挙げることはとてもできないほどにジャンルを超えた膨大な数の素晴らしいアーティスト達のレコーディングやツアーに参加しているSteve Gadd(スティーヴ・ガッド)。
今年70歳を迎えた世界最高峰のドラマーはマイケル・ランドウ(g)、ラリー・ゴールディングス(key)、ジミー・ジョンソン(b)、ウォルト・ファウラー(tp,flh)といった気心の知れた仲間を集め、バースデイ記念アルバム「70STRONG」をリリースした。このアルバムでは、トップミュージシャン達による最高のアンサンブル、そしてスティーヴの繊細かつダイナミクスに溢れた多種多様なドラムプレイを聴くことが出来る。
新作「70STRONG」の内容やドラムへの取り組み方などについてスティーヴに訊いた。

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Vol.49 Eric Barnett / June 2015

Eric Barnett


米国のロック・インストゥルメンタル・トリオ Points North (ポインツ ノース)が2作目となる新作「Points North」をリリースした。今作は”NORTHSTAR”や”CHILD’S PLAY”のようにメロディ重視の印象的な楽曲が主体となっており、ロック・インストゥルメンタル音楽のファンには要注目の作品となっている。
Points NorthはギタリストであるEric BarnettとWhitesnakeへの参加でも知られているベーシストのUriah Duffy、そしてドラマーであるKevin Aielloの3人が集まり、彼等いわく”melodic guitar-driven instrumental music”を聴かせるロック・インストゥルメンタル・トリオである。
ギターのEric Barnett (エリック・バーネット) は、米国Guitar Player誌の2008年Guitar Superstar competitionにおけるファイナリスト。このコンテストではAndy Summers(the Police)、Joe Satriani、Steve Vai、Elliot Easton(the Cars)やGeorge Lynchといった錚々たるギタリスト達が審査を務めており、その審査陣に認められたEric Barnettのギターテクニックや音楽センスは注目を集めた。
Eric Barnettに彼の音楽的なバックグランドやPoints North結成の経緯、そして新作「Points North」について語って貰った。

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Vol.48 Tony MacAlpine / May 2015

Tony MacAlpine


Photo by Alex Solca

Tony MacAlpine (トニー・マカパイン)が新作「Concrete Gardens」をリリースした。
80年代後半にはポール・ギルバートやヴィニー・ムーアなどと共に光速のテクニックを操る新世代ギタリストとして認知されていたトニーであるが、その後は自らの音楽キャリアを築いていく中でスティーヴ・ヴァイのバンドへの参加やバニー・ ブルネル、デニス・チャンバースとのプロジェクト CABでの活動など多岐に渡って活躍し、そのハイセンスな音楽性を披露してきた。
今回の作品においてもハードなサウンドとメロディックかつドラマチックな展開が融合した楽曲が見事に散りばめられており、トニーの高度なギターテクニック、そしてコンポーザーとしての高い能力が存分に発揮された作品に仕上がっている。 新作「Concrete Gardens」についてトニーに訊いた。

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Vol.47 Simon Phillips & Andy Timmons / May 2015

Simon Phillips & Andy Timmons

ジェフ・ベック、マイケル・シェンカー・グループ、ザ・フーなど数々のアーティストとの共演やジェフ・ポーカロ亡き後のTOTOのドラマーとして多くの聴衆を魅了し活躍してきた世界屈指のスーパー・ドラマーであるサイモン・フィリップス。
その超絶的なドラム・プレイのみにあらずコンポーザー、プロデューサーからレコーディング・エンジニアに至るまでその才能を如何なく発揮するなどトータルなアーティストとして確固たる地位を築いており、近年では上原ひろみザ・トリオ・プロジェクトのメンバーとして日本でも高い人気を誇っている。
そんなサイモンが自ら信頼する名うてのミュージシャン達を招集し、スーパー・ドラマーとしての真髄を聴かせるハード・フュージョン/ジェズ・ロックのプロジェクト Protocolが遂に新作「protocol III」を完成させた。
protocolの司令塔であるサイモン、そしてメンバーの一員であり、新作の中でもそのセンス溢れるギタープレイで見事に楽曲に躍動感溢れる命を吹き込んでいるアンディ・ティモンズに話を訊いた。

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Vol.46 Steve Lukather / April 2015

Steve Lukather


Photo : ©Heather Porcaro

2008年に解散を表明し活動を停止していたTOTOがALS(筋委縮性側索硬化症)を発症し、療養中のバンドのベーシスト:マイク・ポーカロの支援を目的に再結集したのは2010年の出来事であった。その後、バンドはベストアルバム「IN THE BLINK OF AN EYE 1977-2011」のリリースや世界中でライヴ・ツアーを行い、2014年にはその模様を収録したライヴ作品「35th Anniversary Tour: Live in Porland」を発表。
そして今回遂に9年ぶりとなるオリジナル・スタジオ・アルバム「TOTO XIV」を完成させた。悲しいことにTOTOを再結集に導いたマイク・ポーカロはこの素晴らしい傑作となった作品のリリースにまるで自らのバトンを渡すかのように天国へ旅立った。しかしバンドはマイクに天国で彼とのセッションを心待ちにしているジェフ・ポーカロへの素晴らしい手土産「TOTO XIV」をマイクに預けることができた。
世界中の音楽ファンの期待に応え満足させる優れた作品を生み出すパワーがTOTOに健在であることを見事に証明した快心の作品「TOTO XIV」についてスティーヴ・ルカサーに訊いた。

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Vol.45 Carl Verheyen / March 2015

Carl Verheyen

LA音楽シーンで”ファーストコール”のセッションギタリストとして、これまでにビージーズ、リトル・リチャード、ジョン・フォガティといった数々の大物アーティストとの共演や「STAR TREK」や「ミッションインポジブル 4」といった有名映画作品のサウンドトラックへの参加に至るまで多大な実績を築いているCarl Verheyen (カール・ヴァーヘイエン)。
自身のソロ作品やCarl Verheyen Bandにおいても玄人好みの熱心な音楽ファンを中心に米国、ヨーロッパで支持を集めている。
今回、カールは2001年にリリースされたソロ・アコースティック作品「Guitar Improvisations」に続く第二弾のソロ・アコースティック作品「ALONE」をリリース。
パット・メセニーの”Last Train Home”やピーター・ガブリエルの”Mercy Street”をはじめ、これまでにカールが影響を受けてきた楽曲の数々がカールならではの美しいアレンジで聴く者を惹きつける作品となっている。
新作「ALONE」の内容やアコースティックギターのプレイにおけるアプローチ方法についてカールに訊いた。

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Vol.44 Eric Johnson & Mike Stern / February 2015

Eric Johnson & Mike Stern


Photo by Max Crace

Eric Johnson (エリック・ジョンソン) と Mike Stern (マイク・スターン) は多くのギタリスト達が羨望するであろうその音楽的な才能とオリジナリティを有するトップ・アーティストである。そんな二人が創り上げたアルバム「ECLECTIC」に多くの音楽ファンが魅了されている。この作品では彼等二人のトップ・ギタリストとしてのプレイ面における充実度はいうまでもなく、彼等が創り出してきた素晴らしい楽曲の数々にアーティストとしての総合力の凄さをあらためて実感させられる。エリックとマイクにアルバム「ECLECTIC」について訊いた。

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Vol.43 Steve Lukather / January 2015

Steve Lukather

スティーヴ・ルカサーとラリー・カールトンの共演による日本公演がおよそ15年ぶりに行われる。前回の共演が収録された作品「No Substitutions -Live In Osaka」は第44回グラミー賞にてベスト・ポップ・インスト・アルバム賞を受賞しており、今回の公演でも彼等トップ・アーティストによる最高の音楽でファンを楽しませてくれるに違いない。MUSE ON MUSEでは日本公演を間近に控えたルークさんに今回の公演やTOTOの新作に関するショート・インタビューに応えて貰った。

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Vol.42 Jim Vallance / January 2015

Jim Vallance


Photo credit : Otto Taikyn

ブライアン・アダムスとのコラボレーションを中心に世界中の人達が耳にしている数々のヒット曲を生み出してきたコンポーザであるJim Vallance (ジム・ヴァランス)。 これまでにブライアン、エアロスミス、オジー・オズボーンなど数多くのアーティスト達と優れた楽曲を作り出しているジムであるが、その中でもブライアン・アダムスとのコラボレーションによる今年リリース30周年となる作品「Reckless」をはじめとした強力な作品群は多くのロックファンを魅了している。 音楽的なバックグランド、作曲面における考え方やブライアンとの曲作りの事など色々とジムに訊いてみた。

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